「録画サーバー構築方法(Windows編)」の版間の差分
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2015年8月19日 (水) 22:25時点における版
WindowsPCが余ってる? Windowsで組んだサーバーがある? 録画サーバーにしましょう。
目次
はじめに
ここではWindowsを使った録画サーバの構築方法(というよりも構築レポート?)を公開します。
Linuxの場合は細かくコマンドも書きましたが、Windowsの場合はみんな分かるやろって事で少し端折り気味にいくかも?
使用したもの
HP ProLiant MicroServerを使用しました。PCI-Express2本刺せるのでPT3二枚挿しも可能。おすすめ。
分類 | 名称 | 備考 |
---|---|---|
OS | WindowsServer2012 R2 Datacenter | 学生であればDreamsparkから無料で入手可能 |
CPU | AMD Turion II NEO N54L 2.2GHz | 省電力・低発熱でファンレス(ただし本体内は非常に風通し良く出来ている) |
メモリ | 4GB | 標準のまま |
チューナー | PT3 | ts抜きチューナーの大定番 |
必要なソフトウェア一覧
ここで使うソフトウェアとそのダウンロード先を載せておく。ダウンロード先は2015/08/20現在有効であるが、アクセスできなくなっている可能性もあるので、その場合は各自探してね。
TVTest 0.8.1
TVTestは新しすぎるバージョンだと色々めんどくさかったりするので、ちょい古め推奨
http://up.mapopi.com/src/32.rar
BonDriver(PT3用)
http://up.mapopi.com/src/11.zip
Spinel
http://up.mapopi.com/src/40.rar
BonDriver_Spinel
http://up.mapopi.com/src/20.7z
B25 Decoder
http://up.mapopi.com/src/12.zip
RemoteTest
サーバー側
http://up.mapopi.com/src/37.zip
見る側
http://up.mapopi.com/src/38.zip
WebServer版
http://up.mapopi.com/src/39.zip
mAgicAnime
アニメを録画する場合。
http://members2.jcom.home.ne.jp/kurusugawa/mAgicAnime/
加えてRecTest Scheduler for mAgicAnime.NETも必要
http://magicplugin.web.fc2.com/
WindowsMediaPlayerの有効化
WindowsServerを使っている場合はこの手順が必要。
サーバーマネージャーから「役割と機能の追加」をクリックする。
ウィザードに従って進んでいき、「機能の選択」で、ユーザーインターフェイスとインフラストラクチャ以下の「デスクトップエクスペリエンス」がデフォではインストールされていないのでチェックを付けてインストールする。
ドライバのインストール
PT3(チューナー)
まず導入するチューナーのドライバをインストールせねばならない。
今回はPT3なので http://earthsoft.jp/PT3/download.html からドライバとSDKをダウンロードしてインストール。
加えて「プログラミング例」から「PT3-Example-300-64bit.exe」(64bitの場合)を落として実行するとPT3を正常に使えるかどうかテストできたりする。
FPGA 回路更新ツールは、今入手できるPT3は大体更新の必要ないだろうから実行しなくてもよさそう。
カードリーダ
カードリーダのドライバも必要。
SCR3310等のメジャーなカードリーダのドライバはhttps://www.ntt.com/jpki/data/usersupport.htmlから入手できる。
これ以外を使用している場合は別のサイトからダウンロードして、どうぞ。
MPC MPEG-2 Video Decoderのインストール
TVTestで視聴するときに必要。環境によってはインストールしなくてもいけるかもしれない。
まずMPC-HC_standalone_filters.1.6.8.x86.zipをダウンロードする。
MPC-HC_standalone_filters.1.6.8.x86.zipを解凍すると、「Mpeg2DecFilter.ax」というファイルがあるので、これを
C:\Windows\SysWOW64
の中にコピーする。このフォルダを開いた状態で、アドレスバーに「cmd」と打つ。すると、コマンドプロンプトが立ち上がるので、
regsvr32 Mpeg2DecFilter.ax
と、打つ。成功した旨のダイアログが出れば成功。そうでなければ、コマンドプロンプトを管理者権限で実行してみるとよいかも。
TVTestの導入
TV視聴用にTVTestを導入する。
まず、Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)をインストールしておく。
TVTestをダウンロードして解凍したら、どこでもいいけど今回はCドライブ直下にTVTestフォルダ作って入れておく。
加えてBonDriverも解凍し、x86フォルダの中身(BonDriver_PT3-T.dllなどの6ファイル)をTVTest.exeと同じフォルダに置く。
そして、TVTest.exeを起動すると初期設定画面が出るので、デコーダはMPC MPEG-2 Video Decoderを選択する。他は好きなようにどうぞ。
チャンネルスキャンも促されるままに実行。終われば正常に視聴できるようになっているはず。
Spinelの導入
Spinelを使うと他のPCでもTVTestを使ってTVを見られるようになる。
サーバー側
解凍したSpinel3のフォルダをCドラ直下あたりに設置する。
Spinel.iniを開き、一番下の項目を
DescrambleControl = 1
にする。
B25Decoderを解凍し、x86フォルダ内のB25Decoder.dllをSpinel.exeと一緒のフォルダに入れる。
PT3のBonDriverから、Spinel3フォルダ内のBonDriverフォルダに
BonDriver_PT3-S.dll BonDriver_PT3-T.dll PT3Ctrl.exe
をコピーする。4チューナー分使うため、BonDriver_PT3-S.dllとBonDriver_PT3-T.dllをコピペして増やして以下のようにする。
BonDriver_PT3-S0.dll BonDriver_PT3-S1.dll BonDriver_PT3-T0.dll BonDriver_PT3-T1.dll PT3Ctrl.exe
Windowsファイアウォールの設定を開き、受信の規則でTCPのポート48083と48084を許可する設定に追加。
Spinel.exeのショートカットをスタートアップに登録する。具体的には以下のフォルダ(ユーザーがAdministratorの場合)。
C:\Users\Administrator\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
クライアント側
見る側での設定。サーバー以外のお好きなPCで視聴して、どうぞ。
まず、サーバー側と同じようにMPC MPEG-2 Video DecoderとTVTestを導入する。その際BonDriverはPT3ではなくBonDriver_Spinelを使用する。
BonDriver_Spinel.dll.iniを開き、サーバーのIPアドレス&ポート番号とチューナ名を指定する。チューナ名はサーバー側のSpinelの画面に出ている通りに入力する。たとえば
TunerPath = "PT3/0/T/0"
みたいな感じ。
後は、TVTest起動して、チャンネルスキャンすれば見れるはず。