「写真部まめちしき」の版間の差分
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! ヘリコイド | ! ヘリコイド |
2015年3月1日 (日) 23:37時点における版
ちょっとしたことをまとめていこうと思います。
目次
本体・レンズ関連
メーカーによる機能と基本的な名称
メーカー | 手ブレ補正 | 超音波モータ搭載 | APS-C用 | フルサイズ向け (APS-C可) |
現行マウント | ミラーレスマウント | 旧マウント | そのほか | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キヤノン | IS (Image Stabilizer) |
USM | EF-S | EF | EF、EF-S | EF-M | FD、FL等 | STMはステッピングモータ搭載、 L・白レンズ・は上位レンズ |
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ニコン | VR (Vibration Reduction) |
AF-S | DX | FX | NikonF(AF-S) | Nikon1 | NikonF (Ai,Ai-S、AF-D等) |
Nレンズはナノクリスタルコート | |
シグマ | OS (Optical Stabilizer) |
HSM | DC | DG | 供給先に準じる (自社向けはSIGMA SA) |
供給先に準じる | 供給先に準じる | EXはF値通し | |
タムロン | VC (Vibration Compensation) |
USD | DiII | DiI | 供給先に準じる | 供給先に準じる | 供給先に準じる | ミラーレス向け名称DiIII | |
SONY (MINOLTA) |
OSS (Optical Steady System) |
明記なし | E(Eマウント) | FE(Eマウント) | αマウント | MD、MC等 | E(フルサイズ向けFE) | G・Zesisレンズは上位レンズ | OSSはEマウントのみ (その他はボディ内手ぶれ補正) |
PENTAX | ボディ内手ぶれ補正 | 明記なし | 明記なし | 明記なし | Kマウント | Kマウント,Qマウント | プラクチカスクリューマウント | DCはDCモーター搭載、AWは防塵防滴、HDはHDコーティング |
その他覚えておくとよい名称・通称(間違いが一番多そうなところ)
名称 | 意味 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|
Asphericalレンズ | 非球面レンズ | 球面レンズよりも歪みを抑えられる。(レンズ枚数が減らせる) 絞った場合の性能は球面レンズのほうが上の場合がある。 |
明記しているのはフィルム世代のレンズが多い |
蛍石レンズ | けいせきレンズ | 色収差を抑える。 温度や湿度によって特性が変わりやすい。 高級レンズ用。 |
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異常部分分散レンズ | いじょうぶぶんぶんさんレンズ | 蛍石レンズと同じような役割をする(効果は劣る)レンズで、色収差を抑える。 蛍石レンズほどではないが、温度や湿度によって特性が変わりやすい。 名称はメーカー次第。(ED、UD、LD、SD、SLD) CANON曰く、2枚で蛍石レンズ1枚に相当。 |
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APOレンズ | アポクロマートレンズ | SIGMAの望遠レンズに多い。 異常部分分散レンズを複数組み合わせたレンズのこと。 望遠鏡なんかにも使われる。 |
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IF | インナーフォーカス | レンズの中玉を移動させることでフォーカスを定める。 焦点距離によって最短撮影距離が変化してしまうが、前玉が回転しないため、フィルター類が使いやすく、花形フードが使える。 |
明記しているのはフィルム世代のレンズが多い |
バルサム | ばるさむ | レンズ同士をくっつけるための接着剤のこと。 昔はバルサムという樹脂を使っていたことからそういう名称になっている。 バルサム切れは接着剤が取れた状態でほぼ自前修理不可。 |
余談だが、加熱して急速に冷却すると取れるらしい?(逆かもしれない) |
ヘリコイド | へりこいど | フォーカスリングなどに用いられるいわゆるネジ機構 油が劣化するとスッカスカになったり固まる。 削れたりするとスムーズに回らなくなるので油必須。 |
油はシリコン系のグリスが無難。(タミヤのミニ四駆用とか) 金属なら鉱物系のグリス(モリブデンとか)も使っていいカモ。 CRC556などのスプレー系は絶対に使ってはいけない(溶剤や油そのものがレンズを曇らせる) ちょう度とかあるらしいけど、そのへんは機械工辺りに聞こう。 |
AFカップリング | オートフォーカスカップリング | オートフォーカス(AF)を駆動させるためのデッパリまたはくぼみ。 カメラ本体のモーターを使ってAFを駆動する場合に用いる。 場合によってはついていない(Nikon一部、Canon全機種) |
フィルム世代のレンズで多く用いられる |
フランジバック | ふらんじばっく | バックフォーカスと混同しやすい。 マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで) フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため) 一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。 |
マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。 フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、 無限遠に焦点距離が合わなくなる。 その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。 特にNikonFマウントやKマウントはフランジバックが長いため注意。 また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、 フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい) |
知ると便利なものの名称・通称(間違いが多そうなところ)
名称 | 意味 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|
バックフォーカス | ばっくふぉーかす | レンズの最後玉から焦点面までのこと。 特に意識する必要はないが、フランジバックと混同しやすいので念のため。 |
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マウントアダプター | まうんとあだぷたー | 別のマウントのレンズを付けるようにするためのアダプタ 基本マニュアルフォーカス専用になる フランジバックに要注意。(詳しくはフランジバックの項を見て下しあ) |
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エクステンションチューブ | えくすてんしょんちゅーぶ | 接写リングともいう。 レンズとマウントの間にはさみこみ、擬似的にレンズを繰り出すことでより近いものを撮れるようにするもの。 ただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる。 |
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クローズアップレンズ | くろーずあっぷれんず | 接写レンズともいう。 レンズの前に装着する簡単お手軽なやつ。 ただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる上、歪みが大きくなり、レンズの前の径に合うものである必要があるため、 デメリットも大きいので使いドコロは考えよう。 |
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テレコンバージョンレンズ | てれこんばーじょんれんず | レンズの焦点距離を長くする(≒より遠くが撮れる)ためのレンズ ただし、付けた状態だと倍率によって暗くなり、ピントも甘くなりがち。 やっぱりご利用は計画的に。 |
2倍のものを用いた場合、絞り2段分暗くなる。 |
レンズフード | れんずふーど | 横などからの余計な光を抑えるためのフード 明るい野外では積極的に使うべし。 ただし、ストロボを炊く場合は影になるので外そう。 丸型と花型のものがある。 |
丸型と花型のどちらが使えるかは、IFかどうかでだいたい決まる。 レンズの直径に合わせる必要がある。 あまり長いものを使うと、写真の四隅がケラれる場合があるので、レンズにあったものを使うべし。 |