ジャンクなレンズの選び方
ジャンクレンズについて
まず、自分の使っている(または使う予定)カメラメーカーとマウントを確認しよう。
それによって合うレンズが違ってくる。
また、ジャンクは動作する保証は皆無なので、よく観察して選ぼう。
お店によりはするものの、大抵はその場で試させてくれるので、気になるレンズがあったら使えそうかどうか試してみよう。
ジャンクレンズを買う際に持っておきたいもの
- 携帯端末
ジャンクレンズはいつの間にかなくなるので、わからない情報はすぐに調べるべき。
相場に限らず、作例等も調べて確認してみるべし。 - ライト
携帯端末のライトでもよいが、懐中電燈の様な独立したものを持っておくとなおよい。
レンズに光を当てて、反対側から見ることでカビがどこにあるかがわかりやすくなる。
持ち合わせていない場合は、お店の明かりにレンズを向けて、覗きこむ手もあるが、出来る限り持っておこう。 - カメラ本体
実際に合わせて確認するのが一番。
買って帰ったはいいものの、動かないということもあるので、必ず持って行こう。
ジャンクレンズの確認事項
- 価格(相場と照らしあわせて見合ってるか否か)
- 絞り(正常に動作するか。)
- フォーカス(オート・マニュアルとも正常に動作するか。無限遠が出るかどうか)
- ズーム搭載レンズならズームができるかどうか。
- カビやクモリが出ているか否か。その程度はどうか。(後ろ玉のクモリは大抵取れない。)
- レンズに傷等は入っていないか。
- 軽く振ってみたとき、変な音がしないか。(手ぶれ補正搭載レンズはする場合あり)
メーカー別注意点
現行の主要なメーカーで現行のマウントのレンズのみの購入時の注意点あげていく。
そのため、古いマウントのレンズを買う際は各自で注意すること。
マウント(レンズメーカー) | 注意点 |
---|---|
EF(CANON,SIGMA,TAMRON等) | 全レンズ電磁絞りなので、実機に装着しなければ絞りが動作するかわからない。 さらに、フォーカス用のモーターがほぼ必ず載っているので、モーター故障・接点不良によってAFが効かない場合がある。 |
EF-S,EF-M(CANON,SIGMA,TAMRON等) | EFマウントの説明に準じる。 ただし、こちらはすべてデジタル世代のレンズなので、サードパーティのレンズでもまず問題なく使用できる。 また、EF-Mは新しいマウントなので、ジャンクは少ない。(中古が多い) |
NikonF(Nikon,SIGMA,TAMRON等) | 古くからマウントが変わってない(50年くらい)ため、いろいろなレンズが使える。 その反面、露出計レバー(マウント右上のでっぱり)や限界絞り検知レバー(マウント左下のでっぱり)などに対応していないレンズは装着できない。 |
Nikon1(Nikon等) | NikonFと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。 そのため、実機での動作確認が重要。 |
α(SONY,SIGMA,TAMRON等) | この中では一番楽。 絞りはほとんどのレンズが物理絞りを採用しているため、レバー(または絞りリング)を動かすことで絞りの状態を確認できる。 |
E(SONY,SIGMA,TAMRON) | αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載され、レンズ内手ブレ補正を採用している。 そのため、実機での動作確認が重要。 |
K(PENTAX,SIGMA,TAMRON等) | αと同じく、この中では一番楽。 ただし、ジャンクが少し少なめ。 |
Q(PENTAX) | αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。 そのため、実機での動作確認が重要。 |