ガバガバメモリ解説

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追記オナシャス!

基本的なメモリの種類

基本的なやつ

方式による区分

これは知っておこう。

DDR(Double Data Rate)-SDRAM
DDRメモリでは一番古い。それまでのSDR(Single Data Rate)SDRAMの倍の2bitずつでデータを送受信できることが特徴。
Intelで言えばPentium4の初代(Willamette)から3代目(Prescott)くらいまで?
化石。収集する価値はキーホルダー目的くらいしか無いのでは…。
切り欠きは忘れたけど、明らかに端子が少ないのでわかるはず。
容量は512MB程度までがギリギリ見るか?
DDR2-SDRAM
けっこう古い。初代DDRのbit数でデータを転送する。
LGA775世代のPentium4の3代目(Prescott)からCore2の2代目(Wolfdaleとか)くらいの世代まで。
用途によっては使い物になるかもしれないけどやっぱ古い。
切り欠きがほぼ真ん中のあたりにある。
容量は2GB程度までは見るかも。
DDR3-SDRAM
まだ主流。DDR2の更に倍のbit数でデータを転送する。
LGA1366やLGA1156以降の世代。LGA775世代も一部採用している上2つよりも息の長いメモリ。
だいたいのCore iシリーズは基本的にこれ。収集しておいて損は無い。
切り欠きが少々寄っている。
容量は1~8GB程度。
DDR4-SDRAM
現状はLGA2011-v3のみの採用。今後の主流。
端子が斜めになっている(らしい)特徴を持つ。
容量は4GB以上から?

形状による区分

見た目でわかる。

DIMM(Dual Inline Memory Module つまり両面実装)
現在のデスクトップPCの一般的なやつ。長いよ。
SO-DIMM
現在のノートPCの一般的なやつ。短いよ。

メモリの機能による区分

ここから難しくなる。

Unbuffered
いわゆるフツーのメモリ。一般的にPC用といったらコレ。
複数枚挿すと同期が取れずうまく動かない場合があるが、安価で速い。
Buffered
フツーのメモリ+バッファメモリ。サーバーやワークステーション向けのメモリ。
メモリ同士の同期を取るためのバッファがあり、大量に挿してもだいじょーぶ。
ただし、バッファの分高価になり、速度も劣る。
普通のPCに挿した場合、動かない場合がある。(そもそもソケットに入らない場合すらも)
non-ECC
エラー訂正機能なしのフツーのメモリ。一般的にPC用といったらコレ。
エラー訂正の機能を持たないが、1bitのエラーを検知可能である。
安価で速い。
ECC
エラー訂正機能ありのメモリ。サーバーやワークステーション向けのメモリ。
1bitまでのエラーを訂正可能で、2bitまでのエラーを検知可能である。
ただし、高価で遅い。

メモリの速度ランク

ややこしいけど、覚えよう。 使いそうなとこだけ。

メモリ上の表記 種別 最大転送速度[MB/s] メモリクロック(ベースクロック)[MHz] 相当する型番
PC2-4200 DDR2 4200 400(200) DDR2-400
PC2-5300 DDR2 5300 667(333) DDR2-667
PC2-6400 DDR2 6400 800(400) DDR2-800
PC3-8500 DDR3 8500 1066(533) DDR3-1066
PC3-10600 DDR3 10600 1333(667) DDR3-1333
PC3-12800 DDR3 12800 1600(800) DDR3-1600
PC3-15000 DDR3 15000 1866(933) DDR3-1866
PC3-17000 DDR3 17000 2133(1066) DDR3-2133
PC3-19200 DDR3 19200 2400(1333) DDR3-2400

メモリの表記

総復習。 例.PC2-6400 Unbuffered non-ECC

  • 最前が世代を表す。DDRならPC、DDR2ならPC2、DDR3ならPC3、DDR4ならPC4。この今回の場合は、DDR2。
  • その後ろが速度ランクを表す。[表記の数字]MB/sの転送速度を持つ。今回の場合は、6400MB/sの転送速度を持つ。
  • Unbufferedなので、バッファなし。
  • non-ECCなので、ECCなし。

練習 問.PC3-10600 Unbuffered ECC