「ジャンクなレンズの選び方」の版間の差分
(ページの作成:「==ジャンクレンズをについて== まず、自分の使っている(または使う予定)カメラメーカーとマウントを確認しよう。<br> それ...」) |
(→メーカー別注意点) |
||
行20: | 行20: | ||
|- | |- | ||
! EF(CANON,SIGMA,TAMRON等) | ! EF(CANON,SIGMA,TAMRON等) | ||
− | | 全レンズ電磁絞りなので、実機に装着しなければ絞りが動作するかわからない。<br> | + | |全レンズ電磁絞りなので、実機に装着しなければ絞りが動作するかわからない。<br> |
− | + | さらに、フォーカス用のモーターがほぼ必ず載っているので、モーター故障・接点不良によってAFが効かない場合がある。<br> | |
+ | そのため、実機での動作確認が大事なメーカー。<br> | ||
+ | また、サードパーティ(SIGMA、TAMRON等)のフィルムカメラ世代のレンズはROMの信号が監視されているため、動作しない。<br> | ||
+ | 接点を無効化するなどして使用することは可能だが、その場合マニュアルフォーカスになり、絞りは調節できない。<br> | ||
+ | レンズ内手ぶれ補正を搭載しているレンズは、それの故障によって描写がおかしくなる可能性もある。 | ||
|- | |- | ||
! EF-S,EF-M(CANON,SIGMA,TAMRON等) | ! EF-S,EF-M(CANON,SIGMA,TAMRON等) | ||
− | | | + | |EFマウントの説明に準じる。<br> |
+ | ただし、こちらはすべてデジタル世代のレンズなので、サードパーティのレンズでもまず問題なく使用できる。 | ||
+ | また、EF-Mは新しいマウントなので、ジャンクは少ない。(中古が多い) | ||
|- | |- | ||
! NikonF(Nikon,SIGMA,TAMRON等) | ! NikonF(Nikon,SIGMA,TAMRON等) | ||
− | | | + | |古くからマウントが変わってない(50年くらい)ため、いろいろなレンズが使える。<br> |
+ | その反面、露出計レバー(マウント右上のでっぱり)や限界絞り検知レバー(マウント左下のでっぱり)などに対応していないレンズは装着できない。<br> | ||
+ | その場合は、レンズ側を加工することで使用可能。<br> | ||
+ | ただし、D40系、D3000系やD5000系ボディは出っ張りがないため、そのまま使用出来る場合が多い。<br> | ||
+ | また、モーター非搭載の古いオートフォーカスレンズはモーター非搭載のボディ(D40系、D3000系、D5000系)ではオートフォーカスが使用出来ない。<br> | ||
+ | この場合、マニュアルフォーカスレンズになる。(ただし、本体側絞り、レンズからのEXIF情報は使えるのでその点ではマニュアル専用レンズより良い)<br> | ||
+ | 絞りはほとんどのレンズが物理絞りを採用しているため、レバー(または絞りリング)を動かすことで絞りの状態を確認できる。<br> | ||
+ | レンズ内手ぶれ補正を搭載しているレンズは、それの故障によって描写がおかしくなる可能性もある。 | ||
|- | |- | ||
! Nikon1(Nikon等) | ! Nikon1(Nikon等) | ||
− | | | + | |NikonFと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。<br> |
+ | そのため、実機での動作確認が重要。<br> | ||
+ | もっとも、ジャンクで出てくることは少ない。(中古が多い) | ||
|- | |- | ||
! α(SONY,SIGMA,TAMRON等) | ! α(SONY,SIGMA,TAMRON等) | ||
− | | | + | |この中では一番楽。<br> |
+ | 絞りはほとんどのレンズが物理絞りを採用しているため、レバー(または絞りリング)を動かすことで絞りの状態を確認できる。<br> | ||
+ | オートフォーカスは大抵が本体内蔵モーター利用のため、動作確認が容易。(モーター内蔵していないボディはない)<br> | ||
+ | ただし、最近のものはモーター内蔵レンズもあるため、その場合は気をつけること。<br> | ||
+ | 手ぶれ補正に関しても、搭載している場合はボディ側にあるため、レンズに関しては考慮する必要がない。<br> | ||
+ | 古いレンズの装着制限等も見受けられない。 | ||
|- | |- | ||
! E(SONY,SIGMA,TAMRON) | ! E(SONY,SIGMA,TAMRON) | ||
− | | | + | |αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載され、レンズ内手ブレ補正を採用している。<br> |
+ | そのため、実機での動作確認が重要。<br> | ||
+ | もっとも、ジャンクで出てくることは少ない。(中古が多い) | ||
|- | |- | ||
! K(PENTAX,SIGMA,TAMRON等) | ! K(PENTAX,SIGMA,TAMRON等) | ||
− | | | + | | αと同じく、この中では一番楽。<br> |
+ | ただし、ジャンクが少し少なめ。<br> | ||
+ | 絞りはほとんどのレンズが物理絞りを採用しているため、レバー(または絞りリング)を動かすことで絞りの状態を確認できる。<br> | ||
+ | オートフォーカスは大抵が本体内蔵モーター利用のため、動作確認が容易。(モーター内蔵していないボディはない)<br> | ||
+ | ただし、最近のものはモーター内蔵レンズもあるため、その場合は気をつけること。<br> | ||
+ | 手ぶれ補正に関しても、搭載している場合はボディ側にあるため、レンズに関しては考慮する必要がない。<br> | ||
+ | 古いレンズの装着制限等も見受けられない。 | ||
|- | |- | ||
! Q(PENTAX) | ! Q(PENTAX) | ||
− | | | + | | αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。<br> |
+ | そのため、実機での動作確認が重要。<br> | ||
+ | ただし、手ぶれ補正はボディ内なのでその点では安心できる。<br> | ||
+ | もっとも、ジャンクで出てくることはほぼない。(中古がほとんど) | ||
|} | |} | ||
− | |||
− |
2015年4月19日 (日) 16:11時点における版
ジャンクレンズをについて
まず、自分の使っている(または使う予定)カメラメーカーとマウントを確認しよう。
それによって合うレンズが違ってくる。
また、ジャンクは動作する保証は皆無なので、よく観察して選ぼう。
お店によりはするものの、大抵はその場で試させてくれるので、気になるレンズがあったら使えそうかどうか試してみよう。
ジャンクレンズを買う際に持っておきたいもの
- 携帯端末
ジャンクレンズはいつの間にかなくなるので、わからない情報はすぐに調べるべき。
相場に限らず、作例等も調べて確認してみるべし。 - ライト
携帯端末のライトでもよいが、懐中電燈の様な独立したものを持っておくとなおよい。
レンズに光を当てて、反対側から見ることでカビがどこにあるかがわかりやすくなる。
持ち合わせていない場合は、お店の明かりにレンズを向けて、覗きこむ手もあるが、出来る限り持っておこう。 - カメラ本体
実際に合わせて確認するのが一番。
買って帰ったはいいものの、動かないということもあるので、必ず持って行こう。
メーカー別注意点
現行の主要なメーカーで現行のマウントのレンズのみの購入時の注意点あげていく。
そのため、古いマウントのレンズを買う際は各自で注意すること。
マウント(レンズメーカー) | 注意点 |
---|---|
EF(CANON,SIGMA,TAMRON等) | 全レンズ電磁絞りなので、実機に装着しなければ絞りが動作するかわからない。 さらに、フォーカス用のモーターがほぼ必ず載っているので、モーター故障・接点不良によってAFが効かない場合がある。 |
EF-S,EF-M(CANON,SIGMA,TAMRON等) | EFマウントの説明に準じる。 ただし、こちらはすべてデジタル世代のレンズなので、サードパーティのレンズでもまず問題なく使用できる。 また、EF-Mは新しいマウントなので、ジャンクは少ない。(中古が多い) |
NikonF(Nikon,SIGMA,TAMRON等) | 古くからマウントが変わってない(50年くらい)ため、いろいろなレンズが使える。 その反面、露出計レバー(マウント右上のでっぱり)や限界絞り検知レバー(マウント左下のでっぱり)などに対応していないレンズは装着できない。 |
Nikon1(Nikon等) | NikonFと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。 そのため、実機での動作確認が重要。 |
α(SONY,SIGMA,TAMRON等) | この中では一番楽。 絞りはほとんどのレンズが物理絞りを採用しているため、レバー(または絞りリング)を動かすことで絞りの状態を確認できる。 |
E(SONY,SIGMA,TAMRON) | αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載され、レンズ内手ブレ補正を採用している。 そのため、実機での動作確認が重要。 |
K(PENTAX,SIGMA,TAMRON等) | αと同じく、この中では一番楽。 ただし、ジャンクが少し少なめ。 |
Q(PENTAX) | αと違い、電磁絞りを採用しており、ほぼすべてにオートフォーカス用のモーターが搭載されている。 そのため、実機での動作確認が重要。 |