「ラズパイサーバー部」の版間の差分
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BのUSBが4ポートに増え、microSDを採用した。筆者が使ってるのはこれ。 | BのUSBが4ポートに増え、microSDを採用した。筆者が使ってるのはこれ。 | ||
*Raspberry Pi2 ModelB | *Raspberry Pi2 ModelB | ||
− | CPUがパワーアップ(700MHz→900MHz、1コア→4コア)、メモリが1Gに増量。見た目はB+と同じ。<br> | + | CPUがパワーアップ(700MHz→900MHz、1コア→4コア)、メモリが1Gに増量。見た目はB+と同じ。 |
− | < | + | *Raspberry Pi 3 Model B |
− | + | 2よりさらにパワーアップ(900MHz→1.2GHz、64bit対応)。しかも無線チップを内蔵してガンギマリ。ただし消費電力マシマシ。<br> | |
+ | (いろいろ工夫は必要だが)NUC的な使い方ができるようになった。そして某所ではコレを激安デスクトップと言って使わせている模様。どちらかと言うと子供の自由研究向けの教材だよな…? | ||
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Raspberry Piで鯖を組むにあたって、モデルB以降のものを選んでおけばいいと思う。 | Raspberry Piで鯖を組むにあたって、モデルB以降のものを選んでおけばいいと思う。 | ||
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===電源=== | ===電源=== | ||
電源アダプターはついてこないので自前で。 | 電源アダプターはついてこないので自前で。 | ||
MicroUSB給電なのでスマホ用の充電器で2A給電ができればOK。そこまで高くない。 | MicroUSB給電なのでスマホ用の充電器で2A給電ができればOK。そこまで高くない。 | ||
+ | 3は消費電力が上がっているので注意。スマホ用とかだと不安なのでなんとかするように(よく知らない) | ||
===ケース=== | ===ケース=== | ||
買ってもいいし、自作してもいい。<br> | 買ってもいいし、自作してもいい。<br> | ||
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最終的にSSH接続で作業するが、セットアップで使うのでキーボード、マウス、HDMIがつながるモニターが必要。 | 最終的にSSH接続で作業するが、セットアップで使うのでキーボード、マウス、HDMIがつながるモニターが必要。 | ||
===SDカード=== | ===SDカード=== | ||
− | + | モデルにあったSDカードをご用意ください。容量は8G以上あったほうがいい。<br> | |
+ | 後述の理由により寿命がマッハなので予備も用意しておくこと。 | ||
===やる気とくじけぬこころ=== | ===やる気とくじけぬこころ=== | ||
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Raspberry Piに入れられるOSは専用にチューンされた物になります。<br> | Raspberry Piに入れられるOSは専用にチューンされた物になります。<br> | ||
− | + | …ま、基本的にRaspbian(debianベース)を入れておけばいいと思います。他にもあるので変わりダネがいい人は自分で調べてください。<br> | |
− | + | ただし、pidoraはしばらくプロジェクトが止まっているようなので、脆弱性云々の観点から避けたほうがよさげ。 | |
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フォーマットしたSDにNOOBSのファイルを入れるだけ。挿して電源を入れるとOS選択画面が出て、使いたいOSを選ぶと勝手にインストールしてくれる。<br> | フォーマットしたSDにNOOBSのファイルを入れるだけ。挿して電源を入れるとOS選択画面が出て、使いたいOSを選ぶと勝手にインストールしてくれる。<br> | ||
Raspberry Piのマシンパワーの関係でちょいと時間はかかるので、栗鹿の子でも食べて気長に待っていてください。 | Raspberry Piのマシンパワーの関係でちょいと時間はかかるので、栗鹿の子でも食べて気長に待っていてください。 | ||
− | == | + | ==ふつうのPCと違う点== |
− | + | インストールしたらあとは基本的に各種Linux(Raspdianだったらdibian)と同じ。ですが、ちょこちょこ付加要素があるのでその点をば | |
− | + | * ファームウェアアップデート | |
− | + | OSだけでなく、ラズパイのファームウェアのアップデートの行う必要があります。<br /> | |
+ | ''sudo rpi-update''<br /> | ||
+ | で、行うことができます。思い出したときにでも実行してください。 | ||
+ | * 非力(モデルによる) | ||
+ | Pi3が出てきたせいで一概には言えなくなりましたが…apt-getしたりするとびっくりするほど時間がかかります。<br /> | ||
+ | コンパイルとかしようものならもう大変なことになります。chinachuのインストールは半日かかりました。<br /> | ||
+ | 運用開始後も100MEtherだからファイル転送は遅いし、録画中に録画済みのファイルを転送したりすると録画中のアニメがコマ落ちがひどくて見れたものではなくなる。<br /> | ||
+ | パワーが必要だったりするものを任せるのは現実的ではない。まあ、もともとそういうものだし… |
2016年12月8日 (木) 16:24時点における最新版
目次
ようこそ
ここはRaspberry Piと呼ばれる小型コンピュータ(シングルボードコンピュータ)を用いてサーバを構築する(ことに挑戦した人のログ)ページです
このページでは
linux(主にRHL系)の簡単な使い方がわかる…かもしれない
超小型省電力サーバが作れる…かもしれない
企業の面接で「趣味でRaspberry Piを使ってサーバ作ってます」って言うと面接官がすごい食いついてくる(某大企業にて実証済み)
チャレンジャーの失敗談を見て学ぶ、酒の席で失敗談で笑いを取れる
といった効能があるかもしれません
そもそもRaspberry Piとはなんぞや
詳しくはググれ。ペディア先生に詳しく載っている。
早い話が手のひらサイズのパソコンってことだ。
本来は教育目的で開発されたらしい。お勉強にはうってつけとのことだ。
CPUはARM系なので専用のOSが必要、ストレージはないのでSDカードが必須だゾ
あと、買ったままだと基板丸出しなのでなんとかケースを調達する必要が有るゾ
用意するもの
Raspberry Pi本体
Raspberry Piといっても幾つかバージョンがあるのです。
- ModelA系
メインメモリ256、USB1ポートのモデル。最安。A+はかたちが変わってSDカードがmicroSDになった。LANポートがない。
- ModelB
メインメモリ512、USB2ポートのモデル。中古で古いのを買うともしかしたらメモリが256かもしれない。
- ModelB+
BのUSBが4ポートに増え、microSDを採用した。筆者が使ってるのはこれ。
- Raspberry Pi2 ModelB
CPUがパワーアップ(700MHz→900MHz、1コア→4コア)、メモリが1Gに増量。見た目はB+と同じ。
- Raspberry Pi 3 Model B
2よりさらにパワーアップ(900MHz→1.2GHz、64bit対応)。しかも無線チップを内蔵してガンギマリ。ただし消費電力マシマシ。
(いろいろ工夫は必要だが)NUC的な使い方ができるようになった。そして某所ではコレを激安デスクトップと言って使わせている模様。どちらかと言うと子供の自由研究向けの教材だよな…?
- Raspberry Pi ZERO
5ドル
Raspberry Piで鯖を組むにあたって、モデルB以降のものを選んでおけばいいと思う。
というか、A、ZEROはネットにつながらないそうなので除外というか。
できれば2を選びたいところだけど…そこは予算と相談で。GUIを使いたいと思うなら3一択。
電源
電源アダプターはついてこないので自前で。 MicroUSB給電なのでスマホ用の充電器で2A給電ができればOK。そこまで高くない。 3は消費電力が上がっているので注意。スマホ用とかだと不安なのでなんとかするように(よく知らない)
ケース
買ってもいいし、自作してもいい。
秋葉原できちんとしたものが1000円前後で買えるのでそれでサクっと済ませるのもいい。いいが。
ここを見ているということはクリエイター精神に満ちているアホか興味本位のものづくり野郎だろうと勝手に思っているのでぜひ自作をおすすめする。
一番簡単なのはレゴブロック。他にも木工でもいいし3Dプリンタがあればそれでもよし。中にはダンボールなんていうエコ精神あふれる奴もいるらしい。
I/O
最終的にSSH接続で作業するが、セットアップで使うのでキーボード、マウス、HDMIがつながるモニターが必要。
SDカード
モデルにあったSDカードをご用意ください。容量は8G以上あったほうがいい。
後述の理由により寿命がマッハなので予備も用意しておくこと。
やる気とくじけぬこころ
OSとインストール
Raspberry Piに入れられるOSは専用にチューンされた物になります。
…ま、基本的にRaspbian(debianベース)を入れておけばいいと思います。他にもあるので変わりダネがいい人は自分で調べてください。
ただし、pidoraはしばらくプロジェクトが止まっているようなので、脆弱性云々の観点から避けたほうがよさげ。
インストールはいろいろめんどくさいけど、とりあえずNOOBSというツールを使えば楽。
フォーマットしたSDにNOOBSのファイルを入れるだけ。挿して電源を入れるとOS選択画面が出て、使いたいOSを選ぶと勝手にインストールしてくれる。
Raspberry Piのマシンパワーの関係でちょいと時間はかかるので、栗鹿の子でも食べて気長に待っていてください。
ふつうのPCと違う点
インストールしたらあとは基本的に各種Linux(Raspdianだったらdibian)と同じ。ですが、ちょこちょこ付加要素があるのでその点をば
- ファームウェアアップデート
OSだけでなく、ラズパイのファームウェアのアップデートの行う必要があります。
sudo rpi-update
で、行うことができます。思い出したときにでも実行してください。
- 非力(モデルによる)
Pi3が出てきたせいで一概には言えなくなりましたが…apt-getしたりするとびっくりするほど時間がかかります。
コンパイルとかしようものならもう大変なことになります。chinachuのインストールは半日かかりました。
運用開始後も100MEtherだからファイル転送は遅いし、録画中に録画済みのファイルを転送したりすると録画中のアニメがコマ落ちがひどくて見れたものではなくなる。
パワーが必要だったりするものを任せるのは現実的ではない。まあ、もともとそういうものだし…