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写真部まめちしき

5,286 バイト追加, 2017年6月21日 (水) 18:21
/* 知ると便利なものの名称・通称(間違いが多そうなところ) */
===メーカーによる機能と基本的な名称===
{| class="wikitable"
! メーカー !! 手ブレ補正 !! 超音波モータ搭載 !! その他モーター種類 !! APS-C用 C用レンズ表記 !! フルサイズ向けフルサイズ向けレンズ表記<br>(APS-C可) !! 現行マウント !! ミラーレスマウント !! 旧マウント !! そのほか !! 備考
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! キヤノン
| IS<br>(Image Stabilizer) || USM || STM(ステッピングモーター) || EF-S || EF || EF、EF-S || EF-M || FD、FL等 || STMはステッピングモータ搭載、L・白レンズ・は上位レンズ<br>L・白レンズ・は上位レンズ DOは位相フレネルレンズ採用モデル || 古いサードパーティレンズはデジタルボディだと認識しない フィルム世代のサードパーティレンズ(SIGMAなど)はデジタルボディだと認識しない。<br>(ROMチップを新しくすればその限りでない。)<br>USMには3タイプ存在。(リング、マイクロ、ナノ)
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! ニコン
| VR<br>(Vibration Reduction) || SWM<br>|| STM(AF-Sならだいたいそうステッピングモーター) || DX || FX || NikonF(AF-S) || Nikon1 || NikonF<br>(Ai,Ai-S、AF-D等) || Nレンズはナノクリスタルコート <br>PFは位相フレネルレンズ採用モデル || 機械式露出計アリの場合、レンズの切り欠きの有無によってそのまま使用できるか変わる。<br>また、F3AF用レンズはピン配列が特殊なので使えないと思ったほうが良い。
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! シグマ
| OS <br>(Optical Stabilizer) || HSM || - || DC || DG || 供給先に準じる<br>(自社向けはSIGMA SA) || 供給先に準じる || 供給先に準じる || EXはF値通し || Nikon向けの場合、モーターの有無がある Nikon向けの場合、モーターの有無がある。 <br> 本体内蔵手ぶれ補正があるメーカー向けのものは手ぶれ補正機能付属なし。ズームリング方向がNikonと逆。(CANONと同じ?)
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! タムロン
| VC<br>(Vibration Compensation) || USD <br>PZD || DiII HLD || DiⅡ(DiⅢ) || DiI || 供給先に準じる || 供給先に準じる || 供給先に準じる || ミラーレス向け名称DiIII || Nikon向けの場合、モーターの有無がある Nikon向けの場合、モーターの有無がある。 <br> 本体内蔵手ぶれ補正があるメーカー向けのものは手ぶれ補正機能付属なし。<br> ズームリング方向がNikonと同じ。(CANONと逆?)<br>超音波モーターはUSDがリングタイプ、PZDが小型タイプ
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! SONY<br>(MINOLTA)
| レンズ側はOSSレンズ内蔵タイプはOSS<br>(Optical Steady System) <br> ボディ内はAS ボディ内蔵タイプはAS <br> (Anti Shake) || SSM || SAM(DCモーター) || E(Eマウント) || FE(Eマウント) || αマウント || E(フルサイズ向けFE) Eマウント || MD、MC等 || G・Zesisレンズは上位レンズ GM・G・Zesisレンズは上位レンズ || OSSはEマウントのみOSSはミラーレス機用のみ<br>(その他はボディ内手ぶれ補正) (手ぶれ補正付きレンズ使用時は効果の高い方を選択使用?)
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! PENTAX
| SR(Shake Reduction)<br> (ボディ内手ぶれ補正) || SDM || DC(DCモーター)<br>PLM(パルスモーター) || DA ,DA☆ || FA ,D-FA,D-FA☆等 || Kマウント || Kマウント (APS-C機)<br> Qマウント(小型ミラーレス) || プラクチカスクリューマウント (M42マウント) || DCはDCモーター搭載、AWは防塵防滴、HDはHDコーティング AWは防塵防滴、HDはHDコーティング || 旧マウントのレンズでもマウントアダプタで容易に使える。 M42のレンズでも純正マウントアダプタで無限遠が出る。<br>また、MFレンズでもボディ内手ぶれ補正動作可。<br>D付きのレンズはデジタル向け設計。<br>スター(☆)レンズは光学性能重視<br>Limitedはコンパクト&空気感重視の設計(光学性能だけみると劣る場合もある)
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! ボディ内モーター
| 遅い || うるさい || (レンズ側だけ見れば)最安 || レンズは安価だが、ギアの駆動音が大きく、大抵はAF時にフォーカスリングが同時にまわるため、レンズを持つ場所に気を配る必要がある。 レンズは安価。<br>その代わり、ギアの駆動音が大きく、AF時にフォーカスリングが同時にまわるため、レンズを持つ場所に気を配る必要がある。 || PENTAXやSONYでは最近まで安価レンズでも主流だった。
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! レンズ内DCモーター レンズ内モーター <br>(PENTAX除く)| やや遅い 遅い || ややうるさい うるさい || 安い || フツーのモーター。ボディ内モーターを少しマシにした感じ。ボディ内モーターの代替といって差し支えないような。 フツーのモーター。<br>ものとしてはボディ内モーターとさほど変わらんはず。<br>ボディ内よりは最適化の意味でマシだとは思うが・・・。 || 安価だったり、古めのレンズに多め。<br>CANONのはボディ内モーターがないのでこれが標準。<br>キットレンズだとIS付きは超音波モーターでなく、こっちだったり。古めのキットレンズだとIS付きは超音波モーターでなく、こっちだったりする。(USM表記消えてる奴)
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! 超音波モーター <br>(PENTAX除く)
| 最速クラス 最速クラス(ものによるが) || 静か || 高い || フツーのモーターみたいな見た目のタイプとリングタイプとがあり、後者の方で高価でレンズ自体が大きくなりやすい分、速くて静か。フツーのモーターみたいな見た目のタイプとリングタイプとがある。<br>後者の方で高価でレンズ自体が大きくなりやすい分、速くて静か。<br>また、リングタイプの場合はフォーカスリングが同時に回転して手ガーとなることはまず無い。 <br>でも、古いのは速度もそれなりよ? || ニコンは割と安価なレンズでも採用している。CANONも多め。ニコンは割と安価なレンズでも採用している。CANONも多め。SONYはそこまで見ないような・・・?
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! ステッピングモータ <br>(主にCANON)
| 速い || そこそこ静か || それなり || DCモーターと超音波モーターの中間みたいな感じ。AFが滑らかで動画向きだとかいう話もある。 DCモーターの派生といえばいいのかな?<br>最近のCANONの普及価格帯レンズの主流になりつつある。<br>AFが滑らかで動画向きだとかいう話もある。 || 最近のレンズから。<br>DCモーターレンズはこちらにどんどん変わる? <br> 特にパンケーキレンズに多い印象。
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! 超音波モーター <br>(PENTAX)
| 普通 || 静か || 高い || PENTAXではあくまで静かなモーターという位置付けなのか、速度は思ったより速くない。(でも、レンズ内モーターよりは遥かにいい)PENTAXではあくまで静かなモーターという位置付けなのか、速度は思ったより速くない。<br>というか、レンズ次第ではボディ内より遅いかも? || 割りと新しめのレンズから載ってる。デジタル世代のレンズから載ってる。
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! レンズ内DCモーター <br>(PENTAX除く)
| 速い || そこそこ静か 結構静か || 高…い? || PENTAXの場合ではDCモーターが何故か速い。持っているノウハウの違いか? PENTAXの場合ではDCモーターが何故か速いくせに結構静か。<br>持っているノウハウの違いか? || 割りと新しめのレンズから載ってる。最近のレンズから載ってる。<br>SDMより後発(後継ではない)
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! 名称 !! 意味 !! 説明 !! 備考
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! Asphericalレンズバルサム| 非球面レンズ ばるさむ || 球面レンズよりも歪みを抑えられる。(レンズ枚数が減らせる)レンズ同士をくっつけるための接着剤のこと。<br>絞った場合の性能は球面レンズのほうが上の場合がある。 昔はバルサムという自然の樹脂を使っていたことからそういう名称になっている。<br>バルサム切れ(レンズが白くなったりする)は接着剤が取れた状態でほぼ自前修理は困難。 || 明記しているのはフィルム世代のレンズが多い 余談だが、加熱して急速に冷却すると取れるらしい?(逆かもしれない)
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! 蛍石レンズヘリコイド| けいせきレンズ || 色収差を抑える。フォーカスリングなどに用いられるいわゆるネジ機構<br>温度や湿度によって特性が変わりやすい。油が劣化するとスッカスカになったり固まる。<br>高級レンズ用。 削れたりするとスムーズに回らなくなるので油必須。 ||お手軽に使用する上ではシリコン系のグリスが無難。(タミヤのミニ四駆用とか)<br>金属なら鉱物系のグリス(モリブデンとか)も使っていいカモ。<br>CRC556などのスプレー系は絶対に使ってはいけない(溶剤や油そのものがレンズを曇らせる)<br>ちょう度とかあるらしいけど、詳しいことはわかりませぬ。
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! 異常部分分散レンズAFカップリング| いじょうぶぶんぶんさんレンズ オートフォーカスカップリング || 蛍石レンズと同じような役割をする(効果は劣る)レンズで、色収差を抑える。オートフォーカス(AF)を駆動させるためのデッパリまたはくぼみ。<br>蛍石レンズほどではないが、温度や湿度によって特性が変わりやすい。カメラ本体のモーターを使ってAFを駆動する場合に用いる。<br>名称はメーカー次第。(ED、UD、LD、SD、SLD)<br>CANON曰く、2枚で蛍石レンズ1枚に相当。 場合によってはついていない(Nikon一部、Canon全機種) || Nikonではフィルム世代のレンズで多く用いられる。SONYとPENTAXは新しめのレンズでもついてることがある。
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! APOレンズフランジバック| アポクロマートレンズ || SIGMAの望遠レンズに多い。バックフォーカスと混同しやすい。<br>異常部分分散レンズを複数組み合わせたレンズのこと。マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで)<br>望遠鏡なんかにも使われる。 フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため)<br>一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。 || マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。<br>フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、<br>無限遠に焦点距離が合わなくなる。<br>その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。<br>特にNikonFマウントやKマウントはフランジバックが長いため注意。<br>また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、<br>フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい)
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! IFマウントアダプター| インナーフォーカス || レンズの中玉を移動させることでフォーカスを定める。別のマウントのレンズを付けるようにするためのアダプタ。|| 基本マニュアルフォーカス専用になる。<br>焦点距離によって最短撮影距離が変化してしまうが、前玉が回転しないため、フィルター類が使いやすく、花形フードが使える。 || 明記しているのはフィルム世代またはデジタル初期のレンズが多いフランジバックに要注意。(詳しくはフランジバックの項)<br>ミラーレス機の場合、マウントアダプタを用いても無限遠が出る場合がほとんど。<br>また、ごく一部ではAFが効くものもある模様。
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! バルサムレンズプロテクター| ばるさむ || レンズ同士をくっつけるための接着剤のこと。レンズの保護用のレンズ。<br>昔はバルサムという樹脂を使っていたことからそういう名称になっている。レンズの径にあったものが必要。 || UVやスカイライトは厳密には違うが、デジタルの場合似たようなものだと思っていい。<br>バルサム切れ(レンズが白くなったりする)は接着剤が取れた状態でほぼ自前修理不可。 || 余談だが、加熱して急速に冷却すると取れるらしい?(逆かもしれない)細かい画質を気にする人はつけるべきではない。(光が反射したりするため)
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! ヘリコイドPLフィルター| へりこいど ポラリゼーションフィルター(この名称使う?) || フォーカスリングなどに用いられるいわゆるネジ機構偏光フィルターとも呼ぶ。<br>油が劣化するとスッカスカになったり固まる。ガラスや水面の光の反射を取り除くためのフィルター。<br>削れたりするとスムーズに回らなくなるので油必須。 || 油はシリコン系のグリスが無難。(タミヤのミニ四駆用とか)レンズの径にあったものをつけるべし。<br>金属なら鉱物系のグリス(モリブデンとか)も使っていいカモ。前の方を回すと偏光具合が変わるのでそれでよく見えるように調整しよう。|| 逆光(正面からの光)の時は効果が無い。順光(後ろからの光)に対して最も効果を発揮する。<br>CRC556などのスプレー系は絶対に使ってはいけない(溶剤や油そのものがレンズを曇らせる)サーキュラーPL(円偏光フィルタやC-PL)でないとAFが誤作動を起こす場合があるらしい。 <br>ちょう度とかあるらしいけど、そのへんは機械工辺りに聞こう。また装着すると暗くなる。
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! AFカップリングNDフィルター| オートフォーカスカップリング ニュートラル・デンシティーフィルター(この名称使う?) || オートフォーカス(AF)を駆動させるためのデッパリまたはくぼみ。光量を落とすためのフィルター。<br>カメラ本体のモーターを使ってAFを駆動する場合に用いる。レンズの径にあったものをつけるべし。<br>場合によってはついていない(Nikon一部、Canon全機種) 明るすぎてシャッターが切れない・・・でも絞りたくない!などというときに使う。 || Nikonではフィルム世代のレンズで多く用いられる。SONYとPENTAXは新しめでもついてることがある。滝を白糸のようにする時などに、絞りすぎて甘くならないようにするために使用することも。
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! フランジバックステップアップ&ダウンリング| ふらんじばっく || バックフォーカスと混同しやすい。レンズのフィルター径を大きくしたり、小さくするためのアダプター。 || 各種フィルターの共通化を図る際に便利。|-! レンズフード| || 横などからの余計な光を抑えるためのフード<br>マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで)明るい野外では積極的に使うべし。<br>フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため)ただし、ストロボを炊く場合は影になるので外そう。<br>一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。 丸型と花型のものがある。|| マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。丸型と花型のどちらが使えるかは、前玉が回転するかどうかでだいたい決まる。<br>フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、レンズの直径に合わせる必要がある。<br>無限遠に焦点距離が合わなくなる。あまり長いものを使うと、写真の四隅がケラれる場合があるので、レンズにあったものを使うべし。<br>その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。また、フルサイズ用レンズをAPS-C機で使用する場合などは、中央部のみを使用することになるため本来のフードより長いフードが使える。|-! テレコンバージョンレンズ| || いわゆるテレコン<br>特にNikonFマウントやKマウントはフランジバックが長いため注意。レンズの焦点距離を長くする(≒より遠くが撮れる)ためのレンズ<br>また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、ただし、付けた状態だと暗くなり、ピントも甘くなりがち。 || 基本はレンズと本体の間に挟むもの。<br>1.5倍のものを用いた時、絞りも1段暗くなる。<br>2倍のものを用いた場合、絞り2段分暗くなる。<br>また、広角レンズとはレンズが干渉するため使えない場合が多い。<br>APS-C専用レンズをフルサイズ機で使う場合、テレコンをつければ問題なく使用できるようになる場合がある(中央部を切り抜いて拡大するため)|-! ワイドバージョンレンズ| || いわゆるワイコン。<br>レンズの焦点距離を短くする(≒より広くが撮れる)ためのレンズ<br>ただし、付けた状態だとひずみが大きくなる。<br>やっぱりご利用は計画的に。 || 基本的にレンズ先端につけるものなので、径に注意。<br>フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい)また、ピント位置が変動することがある。
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===知ると便利なものの名称・通称(間違いが多そうなところ)===
{| class="wikitable"
! 名称 !! 意味 読み方またはその他呼称 !! 説明 !! 備考
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! バックフォーカス非球面レンズ| ばっくふぉーかす || レンズの最後玉から焦点面までのこと。球面レンズよりも歪みを抑えられ、各種収差の補正にも有効。(≒レンズ枚数が減らせる)<br>特に意識する必要はないが、フランジバックと混同しやすいので念のため。 絞った場合の性能(ボケ味等)は球面レンズのほうが上の場合がある。 || 明記しているのはフィルム世代のレンズが多い<br>Asphericalと表記されることも。
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! マウントアダプター蛍石レンズ| まうんとあだぷたー けいせきレンズ || 別のマウントのレンズを付けるようにするためのアダプタ色収差を抑える。<br>基本マニュアルフォーカス専用になる温度や湿度によって特性が変わりやすい。<br>フランジバックに要注意。(詳しくはフランジバックの項を見て下しあ)高級レンズ用。 ||フローライトレンズ、FLレンズとか呼ばれる
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! エクステンションチューブ異常部分分散レンズ| えくすてんしょんちゅーぶ いじょうぶぶんぶんさんレンズ || 接写リングともいう。蛍石レンズと同じような役割をする(効果は劣る)レンズで、色収差を抑える。<br>レンズとマウントの間にはさみこみ、擬似的にレンズを繰り出すことでより近いものを撮れるようにするもの。蛍石レンズほどではないが、温度や湿度によって特性が変わりやすい。 || 名称はメーカー次第。(ED、UD、LD、SD、SLD)<br>ただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる。 ||CANON曰く、EDレンズ2枚で蛍石レンズ1枚に相当と言われるが、色収差を抑える性能などによっても呼称が異なる模様・・・。
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! クローズアップレンズアポクロマートレンズ| くろーずあっぷれんずAPOレンズ || 接写レンズともいう。SIGMAの望遠レンズに同様の呼称のレンズが多い。<br>レンズの前に装着する簡単お手軽なやつ。異常部分分散レンズなどを複数組み合わせて各種収差を抑えたレンズのこと。<br>ただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる上、歪みが大きくなり、レンズの前の径に合うものである必要があるため、<br>デメリットも大きいので使いドコロは考えよう。 アクロマートレンズの上位互換のようなもの。 ||
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! テレコンバージョンレンズアクロマートレンズ| てれこんばーじょんれんず || レンズの焦点距離を長くする(≒より遠くが撮れる)ためのレンズ凸と凹レンズを1枚ずつ貼り合わせたレンズ。<br>ただし、付けた状態だと倍率によって暗くなり、ピントも甘くなりがち。<br>やっぱりご利用は計画的に。 色収差を打ち消すために使用されるが、完全な打ち消しにはならない。 || 2倍のものを用いた場合、絞り2段分暗くなる。
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! ワイドバージョンレンズIF| わいどばーじょんれんずインナーフォーカス<br>または<br>インターナルフォーカス || レンズの焦点距離を短くする(≒より広くが撮れる)ためのレンズレンズの中玉を移動させることでフォーカスを定める。<br>ただし、付けた状態だとひずみが大きくなる。前玉が回転しないため、フィルター類が使いやすく、花形フードが使える。<br>やっぱりご利用は計画的に。 また、フォーカスによって前玉が動かないので、全長の変化がない。 ||  明記しているのはフィルム世代またはデジタル初期のレンズが多い。<br>また、実焦点距離は至近になるにつれてIFでないレンズに比べて短くなる。<br>(単焦点レンズも例外ではないが、ズームレンズより影響が出にくい)<br>焦点距離によって最短撮影距離が変化してしまうため、焦点距離可変のレンズはバリフォーカルレンズになる。
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! レンズプロテクターバックフォーカス| れんずぷろてくたー || レンズの保護用のレンズ。<br>レンズの径にあったものをつけるべし。<br>UVやスカイライトは厳密には違うが、似たようなものだと思っていい。<br>細かい画質を気にする人はつけるべきではない。(光が反射したりするため) レンズの最後玉から焦点面までのこと。 ||特に意識する必要はないが、フランジバックと混同しやすいので念のため。
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! PLフィルターエクステンションチューブ| 偏光フィルター || ガラスや水面の光の反射を取り除くためのフィルター。接写リングともいう。<br>レンズの径にあったものをつけるべし。レンズとマウントの間にはさみこみ、擬似的にレンズを繰り出すことでより近いものを撮れるようにするもの。<br>前の方を回すと偏光具合が変わるのでそれでよく見えるように調整しよう。<br>付けてる時は暗くなるので、使う時だけつけようただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる。 ||逆光(正面からの光)の時は効果が無い。順光(後ろからの光)に対して最も効果を発揮する。<br>サーキュラーPL(円偏光フィルタやC-PL)でないとAFが誤作動を起こす場合があるらしい。 レンズの繰り出し量が大きくなればなるほど、接写できる。
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! NDフィルタークローズアップレンズ| ニュートラル・デンシティーフィルター|| 光量を落とすためのフィルター。接写レンズともいう。<br>レンズの径にあったものをつけるべし。レンズの前に装着する簡単お手軽なやつ。<br>明るすぎてシャッターが切れない・・・でも絞りたくない!というときに使う。ただし、付けた状態だと無限遠に合わなくなる上、歪みが大きくなり、レンズの前の径に合うものである必要がある。<br>野外では活躍するかもしれないが、出番は少ないと思われる。 そこそこデメリットも大きいので使いドコロは考えよう。 ||イラネ( ´∀`)つ ミナンバーが大きいほど接写できるが、その分近距離しかピントが合わなくなる。
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! レンズフードレデューサーレンズ| れんずふーど || 横などからの余計な光を抑えるためのフード縮小光学系ともいう。<br>明るい野外では積極的に使うべし。ワイドコンバージョンレンズと違い、光を集約するためレンズ。<br>ただし、ストロボを炊く場合は影になるので外そう。結果的に焦点距離は短くなるが、明るくもなる。 || レンズ周辺部から光を集めるため、本来のカバーすべきイメージサークルより大きなイメージサークルを持つレンズが必要。<br>丸型と花型のものがある。また、ボケの量は元のレンズから変わらない。|-! バリフォーカルレンズ |丸型と花型のどちらが使えるかは、IFかどうかでだいたい決まる。 || 焦点距離によって、ピントの合う場所が変わるレンズ。<br>レンズの直径に合わせる必要がある。ズームレンズとは異なる。<br>あまり長いものを使うと、写真の四隅がケラれる場合があるので、レンズにあったものを使うべし。焦点距離によって最短撮影距離が変わるレンズが該当する。 || 最近はこのタイプのレンズが多いため、ズームレンズと区別されることは少ない・・・。
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;*最短撮影距離の換算方法
:一眼用レンズの最短撮影距離表記は、撮像素子から~cmと表記されている。(撮像素子の位置はカメラ左方にΦのようなマークで記されていることがある)
:そのため、レンズの先端からの撮影距離は使用するレンズに応じて換算する必要がある。
:表記の最短撮影距離-(最短撮影距離時のレンズの長さ+フランジバック長)でおおよそ求められるハズ。(バックフォーカス長いレンズだと狂うかもしれないが・・・。)
:例.smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRの場合
:0.303m[303mm]-(130mm+45.5mm)=127.5mm=12.75cm
:(最短撮影距離時のレンズの長さはおおよその値)
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