「写真部まめちしき」の版間の差分

提供: JUNKWIKI(ジャンクウィキ)
移動: 案内検索
(その他覚えておくとよい名称・通称(間違いが一番多そうなところ))
(その他覚えておくとよい名称・通称(間違いが一番多そうなところ))
行54: 行54:
 
|-
 
|-
 
! フランジバック
 
! フランジバック
| ふらんじばっく || バックフォーカスと混同されやすい。<br>マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで)<br>フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため)<br>一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。 || マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。<br>フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、<br>無限遠に焦点距離が合わなくなる。<br>その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。<br>特にNikonやPENTAXはフランジバックが長いため注意。<br>また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、<br>フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい)
+
| ふらんじばっく || バックフォーカスと混同しやすい。<br>マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで)<br>フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため)<br>一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。 || マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。<br>フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、<br>無限遠に焦点距離が合わなくなる。<br>その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。<br>特にNikonやPENTAXはフランジバックが長いため注意。<br>また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、<br>フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい)
 +
|-
 +
! バックフォーカス
 +
| ばっくふぉーかす || レンズのケツから焦点面までのこと。<br>特に意識する必要はないが、フランジバックと混同しやすいので念のため。 || 
 
|}
 
|}

2015年3月1日 (日) 23:14時点における版

ちょっとしたことをまとめていこうと思います。

本体・レンズ関連

メーカーによる機能と基本的な名称

メーカー 手ブレ補正 超音波モータ搭載 APS-C用 フルサイズ向け
(APS-C可)
現行マウント ミラーレスマウント 旧マウント そのほか 備考
キヤノン IS
(Image Stabilizer)
USM EF-S EF EF、EF-S EF-M FD、FL等 STMはステッピングモータ搭載、
L・白レンズ・は上位レンズ
ニコン VR
(Vibration Reduction)
AF-S DX FX NikonF(AF-S) Nikon1 NikonF
(Ai,Ai-S、AF-D等)
Nレンズはナノクリスタルコート
シグマ OS
(Optical Stabilizer)
HSM DC DG 供給先に準じる
(自社向けはSIGMA SA)
供給先に準じる 供給先に準じる EXはF値通し
タムロン VC
(Vibration Compensation)
USD DiII DiI 供給先に準じる 供給先に準じる 供給先に準じる ミラーレス向け名称DiIII
SONY
(MINOLTA)
OSS
(Optical Steady System)
明記なし E(Eマウント) FE(Eマウント) αマウント MD、MC等 E(フルサイズ向けFE) G・Zesisレンズは上位レンズ OSSはEマウントのみ
(その他はボディ内手ぶれ補正)
PENTAX ボディ内手ぶれ補正 明記なし 明記なし 明記なし Kマウント Kマウント,Qマウント プラクチカスクリューマウント DCはDCモーター搭載、AWは防塵防滴、HDはHDコーティング 

その他覚えておくとよい名称・通称(間違いが一番多そうなところ)

名称 意味 説明 備考
Asphericalレンズ 非球面レンズ 球面レンズよりも歪みを抑えられる。(レンズ枚数が減らせる)
絞った場合の性能は球面レンズのほうが上の場合がある。
明記しているのはフィルム世代のレンズが多い
蛍石レンズ けいせきレンズ 色収差を抑える。
温度や湿度によって特性が変わりやすい。
高級レンズ用。
異常部分分散レンズ いじょうぶぶんぶんさんレンズ 蛍石レンズと同じような役割をする(効果は劣る)レンズで、色収差を抑える。
蛍石レンズほどではないが、温度や湿度によって特性が変わりやすい。
名称はメーカー次第。(ED、UD、LD、SD、SLD)
CANON曰く、2枚で蛍石レンズ1枚に相当。
APOレンズ アポクロマートレンズ SIGMAの望遠レンズに多い。
異常部分分散レンズを複数組み合わせたレンズのこと。
望遠鏡なんかにも使われる。
IF インナーフォーカス レンズの中玉を移動させることでフォーカスを定める。
焦点距離によって最短撮影距離が変化してしまうが、前玉が回転しないため、フィルター類が使いやすく、花形フードが使える。
 明記しているのはフィルム世代のレンズが多い
バルサム ばるさむ レンズ同士をくっつけるための接着剤のこと。
昔はバルサムという樹脂を使っていたことからそういう名称になっている。
バルサム切れは接着剤が取れた状態でほぼ自前修理不可。
ヘリコイド へりこいど フォーカスリングなどに用いられるいわゆるネジ機構
油が劣化するとスッカスカになったり固まる。
削れたりするとスムーズに回らなくなるので油必須。
油はシリコン系のグリスが無難。(タミヤのミニ四駆用とか)
金属なら鉱物系のグリス(モリブデンとか)も使っていいカモ。
CRC556などのスプレー系は絶対に使ってはいけない(溶剤や油そのものがレンズを曇らせる)
ちょう度とかあるらしいけど、そのへんは機械工辺りに聞こう。
AFカップリング オートフォーカスカップリング オートフォーカス(AF)を駆動させるためのデッパリまたはくぼみ。
カメラ本体のモーターを使ってAFを駆動する場合に用いる。
場合によってはついていない(Nikon一部、Canon全機種)
 フィルム世代のレンズで多く用いられる
フランジバック ふらんじばっく バックフォーカスと混同しやすい。
マウントの奥行きのこと。(マウント面からフィルムまたは撮像素子まで)
フランジバックが長いほどレンズ設計上は余裕があるといえる。(ボディ内にスペースができるため)
一眼レフはミラーレス一眼に比べ、ミラーがある分フランジバックは長い。
 マウントのレンズをマウントアダプタを使用する場合の注意。
フランジバックが長いマウントに、より短いマウントのレンズを装着した場合、
無限遠に焦点距離が合わなくなる。
その場合、近接撮影専用のレンズとして使うか補正レンズが必要。
特にNikonやPENTAXはフランジバックが長いため注意。
また、SONYのαマウントはフランジバックが短めで、ミラーレス一眼はミラーがない分、
フランジバックは極端に短い。(≒いろんなマウントのレンズが使いやすい)
バックフォーカス ばっくふぉーかす レンズのケツから焦点面までのこと。
特に意識する必要はないが、フランジバックと混同しやすいので念のため。