「録画サーバー入門」の版間の差分
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===導入方法=== | ===導入方法=== | ||
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+ | * [[自宅サーバーを始めるあなたに]] | ||
+ | * [[サーバー構築方法(Linux編)]] | ||
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2015年8月19日 (水) 22:22時点における版
気が向いたら追加しますが、とりあえずおおざっぱな事だけ。完全に書きかけです。
目次
録画サーバーとは
テレビ番組を録画する機能を持つサーバーの事で、一般的なご家庭にあるレコーダーの代替となる存在です。
常時稼働させないならただの録画機となりますが、どうせならサーバーとくっつけて録画サーバーにしましょう。そうすれば録画した番組をいつでもどこでも視聴できたり、好きなようにエンコードして保存したりできます。便利!
ts抜き
通常のレコーダーでは録画する際に、暗号化された放送波を復号した後、再び暗号化して保存します。これは著作権保護のためですが、ユーザビリティを著しく損なっています。ts抜きとは正規の手法で復号したデータを暗号化せずに保存する事を指します。放送のデータがTransportStreamという伝送形式であり、これをそのまま保存し生成されるデータの拡張子が.tsであることに由来します。
時折アンダーグラウンドな世界であるかのように解説されることがありますが、コピー制御技術を脱法的に外すのでは無く、ただ付与していないだけなので問題はありません。が、実行される場合は一応自己責任で。
録画した番組は個人利用の範囲で利用し、著作権に配慮しましょう! (念のため)
必要な物
チューナー
そのまま放送データを抜き出せるチューナーは限られ、基本的に無名なメーカーばかりです。中には入手性が低い物もあったりします。PT3が一番無難です。実売価格は参考程度に。
なお、有名メーカーは良くも悪くもしっかりしていて、もれなく暗号化されて保存されます。
名称 | メーカー | タイプ | チューナ数 | Windows対応 | Linux対応 | 実売価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
PT3 | アースソフト | 内蔵 PCI-E |
地×2 衛×2 | ○ | ○ | 1万円程度 | 現状迷ったらこれ的存在 |
PT2/PT1 | アースソフト | 内蔵 PCI |
地×2 衛×2 | ○ | ○ | 中古4~5千円程度 | PCIポートがあればお手頃なのでアリ アンテナ線を4本繋がなければならないので要分配器 |
PX-W3PE | PLEX | 内蔵 PCI-E |
地×2 衛×2 | ○ | ○ | 1万円程度? | カードリーダ内蔵だが、メジャー度はPTシリーズに劣る |
PX-Q3PE | PLEX | 内臓 PCI-E |
地×4 衛×4 | ○ | ○? | 2万5千円程度? | チューナー数では現状最強だが、コスパが悪い その上、複数チャンネル使用時に受信レベルが落ちるなどの不具合もあるらしい? ポートが足りない場合以外はおとなしくPT3二枚挿し安定 |
PX-W3U3 | PLEX | 外付 USB |
地×2 衛×2 | ○ | ○? | 1万3千円程度? | 外付けタイプでカードリーダ内蔵 |
PX-S3U3 | PLEX | 外付 USB |
地×1 衛×1 | ○ | ○? | 9千円程度? | 外付けタイプでカードリーダ内蔵 |
PX-S1UD | PLEX | 外付 USB |
地×1 | ○ | ○? | 3~4千円程度? | 地デジ1チャンネル分のみなら十分なタイプ |
PX-BCUD | PLEX | 外付 USB |
衛×1 | ○ | ○? | 5~6千円程度? | 衛星シングルチューナータイプ |
DY-UD200 | Dynaconnective | 外付 USB |
地×1 | ○ | × | ? | 現在はあまり出回っていなさそう、入手する価値も低い ファームウェアの書き換えなどによりts抜きが可能となるが、受信感度があまりよくない |
KTV-FSUSB2 | KEIAN | 外付 USB |
地×1 | ○ | ○ | ? | こちらも現在はあまり出回っていなさそうだしあえてこれを選ぶ意味もあまりない バージョンが変わるごとに対策が施され、ハード的な改造をしないとts抜き出来ないものがある |
MonsterTV HDUS | エスケイネット | 外付 USB |
地×1 | ○ | ○? | ? | 同じく、あえて入手する必要性が低い ジャンク等で安く手に入るならアリ |
Friio | ? | 外付 USB |
地×1 | ○ | ○? | 2万円程度? | ts抜きチューナーのパイオニア的存在 このモデル以外にも同じシリーズで衛星対応モデルなどがいくつかある コスパの悪さや耐久性の低さ、怪しい販売元などの理由からお勧めはできない |
カードリーダ&B-CASカード
B-CASカードは余っているものを使いましょう。アナログテレビにつけて使う安い地デジチューナーから取ってもよいかもしれません。
使用できるカードリーダは主に以下のものがあります。
- SCR3310 - 非常にメジャーで非常に無難、2千円程度(2015/4/21時点 生産終了)
- CLOUD2700 - 上の物の実質的な後継。2千円程度(2015/4/21時点 現行品)
- USB-TR - 少しお安い、2千円弱
- SCR331-DI - SCR3310に非接触ICカードリーダをつけたようなもの。ジャンクなら500円程度?(アキバで大量放出してる場合あり)
PC
PCがなくてもtsで録画出来てしまうチューナーもあるそうですが、録画鯖としての利用を考えるならPCは必須です。サーバーに使っているものにチューナを挿しましょう。
OS
サーバーにはOSが必要です。Windowsかお好きなLinuxを用意しましょう。
Windows・WindowsServerの場合
メリット
- これまでWindowsのみを利用してきた方々にはセットアップが容易である
- チューナーのドライバが豊富である
デメリット
- 入手できるソフトウェアが古いことが多い
- 安定性がLinuxに劣る(録画開始が遅れたりする)
- OSのライセンス料がかかる(学生であればDreamSparkを通じてWindowsServerを入手可能)
主なソフトウェア
TVTest(視聴・録画)など
導入方法
Linuxの場合
メリット
- (ソフトウェアによるが)安定性が高い
- ソフトウェアの開発が盛ん
- OSが無料
デメリット
- Linuxコマンドに慣れていない場合はセットアップが難しい(GUIでのセットアップは不可)
- チューナードライバが少ない
主なソフトウェア
recpt1(録画)やChinachu(予約・視聴)、epgrec UNA(予約・視聴)など