録画サーバー構築方法(Linux編)
Linuxサーバーを立てましたか? 録画機能つけましょう。
目次
はじめに
ここは、Linux鯖に録画機能を付けて録画サーバに進化させようとするページです。録画サーバがどういったものかに関しては録画サーバー入門を参照。
まだサーバを立てておらず、1から録画サーバを構築しようとしている場合、サーバー構築方法(Linux編)のSSH接続あたりまでは出来るようにしてから進もう。
なお、「構築法」なんて銘打ってますが、ほぼ構築レポみたいなもんです、悪しからず。以下参考サイトを元に進めていきます。
参考サイト
※今回使用するCentOS向け以外のサイトも含まれるので注意。
- PT3 装着から録画テストまで
- http://yutorm.blogspot.jp/2014/06/pt3-chinachu.html
- http://5mande.blogspot.jp/2014/10/blog-post_15.html
構築環境
Linux鯖構築の時と同じものを使用。
分類 | 名称 | 備考 |
---|---|---|
OS | CentOS 6.7 | 6.xのが慣れているので |
マザーボード | H61M-VG3 | Mini-ITX並の小ささではあるが、PCI-Expressが2本挿せる |
CPU | Core i5 2400S | 省電力版でサーバ用途に持ってこい |
メモリ | DDR3 8GB | 多分4GBもあれば充分じゃないかな? |
チューナー | PT3 | TS抜き出来るPC内蔵TVチューナーとしては定番中の定番 PCI-Express x1接続 |
前準備
アップデート
一応しておく。
yum -y update
必要なパッケージたちのインストール
yum -y install kernel-devel wget unzip gcc ccid pcsc-lite pcsc-lite-devel pcsc-lite-libs git kernel-devel-`uname -r`
RPMForgeリポジトリの追加
どうやらRPMForgeリポジトリ使ってインストールしなきゃならないパッケージがあるようなのでインストールする。
どこでもいいけど、とりあえず/tmpに保存してインストール。
cd /tmp wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm rpm -ivh rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
普段は使わんので設定変更。
vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
で、enable=1となっている所をenable=0にする。
perl-Gtk2をインストール
yum -y install --enablerepo=rpmforge perl-Gtk2
カードリーダ関連のインストール
B-CAS読み込まなきゃいけないからね。カードリーダ周りを使えるようにする。
pcsc-perl及びpcsc-toolのインストール。これも/tmpディレクトリでいいんじゃないかな。
wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/13/Everything/x86_64/os/Packages/pcsc-perl-1.4.8-2.fc13.x86_64.rpm rpm -ivh pcsc-perl-1.4.8-2.fc13.x86_64.rpm wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/13/Everything/x86_64/os/Packages/pcsc-tools-1.4.16-1.fc13.x86_64.rpm rpm -ivh pcsc-tools-1.4.16-1.fc13.x86_64.rpm
サービスの起動。
/etc/init.d/messagebus start /etc/init.d/haldaemon start /etc/init.d/pcscd start
ここまで終わって、B-CAS挿したカードリーダ接続して「pcsc_scan」コマンドを実行すると、なんかダーッと出てくるはず。その中に、「Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)」の文字があれば成功らしいです。やったね。抜ける時はCtrl+Cで強制終了。
放送波復号ライブラリのインストール
arib25なるもので暗号化された放送波を復号します。ソースを拾ってきてコンパイル&インストール。
wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.zip unzip c44e16dbb0e2.zip cd pt1-c44e16dbb0e2/arib25/ make make install
CentOS用にconfファイル用意&確認。
vi /etc/ld.so.conf.d/arib25.conf
で中身は
/usr/local/lib
だけでいいらしい。
ldconfig ldconfig -p | grep libarib
で、2行ほど
libarib25.so.0 (libc6,x86-64) => /usr/local/lib/libarib25.so.0 libarib25.so (libc6,x86-64) => /usr/local/lib/libarib25.so
と出てきたら成功。
PT3ドライバのインストール
今回はPT3を使うので、そのドライバが必要。
cd /tmp git clone https://github.com/m-tsudo/pt3.git cd pt3/ make make install
recpt1のインストール
recpt1はLinux向けの録画ソフトウェア。pt1とは言うが、今回はPT3でも使える派生版を使用する。
cd /tmp git clone https://github.com/stz2012/recpt1.git