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Solid State Driveの略。
 
Solid State Driveの略。
  
簡単にいえばハードディスク置き換えて進化させよう!っていう代物。ただし、容量とコスパの面ではまだHDDに敵わない。
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簡単にいえばハードディスク置き換えて進化させよう!っていう代物。<br>ただし、容量とコスパの面ではまだHDDに敵わない。
  
USBメモリとかSDカードの中身と似たような半導体メモリいっぱい詰め込んで、大容量を実現している。速度が速いのはそれらを並列して読み書きしているから。
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USBメモリとかSDカードの中身と似たような半導体メモリいっぱい詰め込んで、大容量を実現している。<br>
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速度が速いのはそれらを並列して読み書きしているから。
  
 
一般的によく挙げられるメリット・デメリットは以下の通り。主にHDDとの比較。
 
一般的によく挙げられるメリット・デメリットは以下の通り。主にHDDとの比較。
 
=== メリット ===
 
=== メリット ===
* 読み書きが速い<br>HDDのようにヘッドを動かしているわけではないのでランダム読み書きに強い。最近のものはシーケンシャル(連続)リード・ライトでもかなり速い。
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* 読み書きが速い<br>HDDのようにヘッドを動かしているわけではないのでランダム読み書きに強い。<br>最近のものはシーケンシャル(連続)リード・ライトでもかなり速い。
 
* 静か<br>可動部がないので無音
 
* 静か<br>可動部がないので無音
 
* 低消費電力<br>モータを動かしたりする必要がないため
 
* 低消費電力<br>モータを動かしたりする必要がないため
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* 書き換え回数に上限がある<br>フラッシュメモリの宿命。
 
* 書き換え回数に上限がある<br>フラッシュメモリの宿命。
 
* 高い<br>諸行無常
 
* 高い<br>諸行無常
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* 通電してないとデータが飛ぶ可能性がある。<br>チップ内のコンデンサに電荷を蓄えてデータを記録しているため、電荷が抜けるとデータが飛ぶ
  
== 種類 ==
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== 記録チップの種類 ==
 
=== MLC ===
 
=== MLC ===
一般的に手に入るものは殆どこれ。1つのセルに2ビット以上記録するSSD。
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一般的に手に入るものは殆どこれ。<br>
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1つのセルに2ビット以上記録するチップ。<br>
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書き換え回数はSLCに劣る(1万回程度)が、SLCより安価で1チップあたりの容量も大きい。
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===TLC===
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最近増えてきた。<br>
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MLCの一種だが、区別して書いてある場合が多い。<br>
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1つのセルに3ビット記録するチップ。<br>
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MLCよりさらに容量が大きいが、書き換え回数はさらに劣る(1000回程度)
 
=== SLC ===
 
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サーバーとかの高耐久モデルに使用されるやつ。1つのセルに1ビット記録。速いし長寿命。クッソクッソクッソ高い。
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サーバーとかの高耐久モデルに使用されるやつ。<br>
 
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1つのセルに1ビット記録。<br>
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長寿命。(書き換え回数約10万回)<br>
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代わりに1チップ辺りの容量が少なく、値段も高いので企業向けが多い。
 
== 接続方式 ==
 
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=== IDE ===
 
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化石。
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化石。<br>種類も少なく、旧式PCのリニューアル用。<br>
 
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一般的。SATA3(6Gbps)対応でMAX500MB/sちょいくらいの速度が出る。
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一般的。<br>
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SATAⅢ(6Gbps)対応でMAX500MB/sちょいくらいの速度が出る。
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SATAⅢなら理論上は600MB/sまで。<br>
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見た目はMini PCI Express。<br>
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スピードはSATAⅢと同等<br>
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M.2が実質後継?<br>
 
=== PCI-Express ===
 
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高いやつ。速いやつで2GB/sくらいのやつもあるんだってすごーい。
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ハイエンド、エンタープライズ向けと見ていい。<br>
 
=== M.2 ===
 
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内部的にはSATAだったりPCIeだったりいろいろ。
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内部的にはSATAだったりPCIeだったりいろいろ。<br>
=== mSATA ===
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まだまだ新しい規格。<br>
見た目はMini PCI Express。
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SATAなら理論上600MB/s(MAX)<br>
 
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PCIeならPCIeGen3.0×4接続になるので、理論上3200MB/sまで可能。<br>
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ただし、帯域を大量にもっていくので、マザーボードによってはグラフィック用の帯域が下がる可能性がある。
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=== U.2 ===
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内部的にはPCIe。(と見て良いはず)<br>
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M.2が小さすぎて容量大きくしにくい!(あと熱の問題が・・・?)ということで策定された規格。<br>
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こちらはM.2と違い、エンタープライズ向け。<br>
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ただし、ぶっちゃけコネクタ違いなので、M.2やPCIeを変換すれば使える模様。<br>
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これを使うSSDはまだ高い。(でも、コンシューマ向けもでてる。IntelSSD750とか)
 
== 以下加筆求む ==
 
== 以下加筆求む ==
  

2015年8月23日 (日) 12:31時点における版

(SSDの魅力からは)ああ逃れられない!

SSDって何?(初心者向け)

Solid State Driveの略。

簡単にいえばハードディスク置き換えて進化させよう!っていう代物。
ただし、容量とコスパの面ではまだHDDに敵わない。

USBメモリとかSDカードの中身と似たような半導体メモリいっぱい詰め込んで、大容量を実現している。
速度が速いのはそれらを並列して読み書きしているから。

一般的によく挙げられるメリット・デメリットは以下の通り。主にHDDとの比較。

メリット

  • 読み書きが速い
    HDDのようにヘッドを動かしているわけではないのでランダム読み書きに強い。
    最近のものはシーケンシャル(連続)リード・ライトでもかなり速い。
  • 静か
    可動部がないので無音
  • 低消費電力
    モータを動かしたりする必要がないため
  • 衝撃に強い
    HDDのように振動でディスクにダメージを受けたりすることがない

デメリット

  • 書き換え回数に上限がある
    フラッシュメモリの宿命。
  • 高い
    諸行無常
  • 通電してないとデータが飛ぶ可能性がある。
    チップ内のコンデンサに電荷を蓄えてデータを記録しているため、電荷が抜けるとデータが飛ぶ

記録チップの種類

MLC

一般的に手に入るものは殆どこれ。
1つのセルに2ビット以上記録するチップ。
書き換え回数はSLCに劣る(1万回程度)が、SLCより安価で1チップあたりの容量も大きい。

TLC

最近増えてきた。
MLCの一種だが、区別して書いてある場合が多い。
1つのセルに3ビット記録するチップ。
MLCよりさらに容量が大きいが、書き換え回数はさらに劣る(1000回程度)

SLC

サーバーとかの高耐久モデルに使用されるやつ。
1つのセルに1ビット記録。
長寿命。(書き換え回数約10万回)
代わりに1チップ辺りの容量が少なく、値段も高いので企業向けが多い。

接続方式

IDE

化石。
種類も少なく、旧式PCのリニューアル用。

SATA

一般的。
SATAⅢ(6Gbps)対応でMAX500MB/sちょいくらいの速度が出る。 SATAⅢなら理論上は600MB/sまで。

mSATA

見た目はMini PCI Express。
スピードはSATAⅢと同等
M.2が実質後継?

PCI-Express

高いやつ。
速いやつで2GB/sくらいのやつもあるんだってすごーい。
ハイエンド、エンタープライズ向けと見ていい。

M.2

内部的にはSATAだったりPCIeだったりいろいろ。
まだまだ新しい規格。
SATAなら理論上600MB/s(MAX)
PCIeならPCIeGen3.0×4接続になるので、理論上3200MB/sまで可能。
ただし、帯域を大量にもっていくので、マザーボードによってはグラフィック用の帯域が下がる可能性がある。

U.2

内部的にはPCIe。(と見て良いはず)
M.2が小さすぎて容量大きくしにくい!(あと熱の問題が・・・?)ということで策定された規格。
こちらはM.2と違い、エンタープライズ向け。
ただし、ぶっちゃけコネクタ違いなので、M.2やPCIeを変換すれば使える模様。
これを使うSSDはまだ高い。(でも、コンシューマ向けもでてる。IntelSSD750とか)

以下加筆求む

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