サーバー構築方法(Windows編)

提供: JUNKWIKI(ジャンクウィキ)
2015年8月27日 (木) 19:48時点におけるSoutyou (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
WindowsServerの場合

WindowsPCをサーバーにしたい方へ。

はじめに

ここではWindowsを使った自宅サーバの構築方法(というよりも構築レポート?)を公開します。
初めてサーバーを立てる方や、初心者の方はまず自宅サーバーを始めるあなたにをご覧になることをお勧めします。

今回はWindowsServerを用いて構築していきますが、通常のWindowsにも対応できる構築法を目指します。


使用したもの

MicroServerくん

HP ProLiant MicroServerを使用しました。コンパクトなサーバーが手ごろな価格で手に入る点が魅力。おすすめ。

分類 名称 備考
OS WindowsServer2012 R2 Datacenter 学生であればDreamsparkから無料で入手可能
CPU AMD Turion II NEO N54L 2.2GHz 省電力・低発熱でファンレス(ただし本体内は非常に風通し良く出来ている)
メモリ 4GB 標準のまま


準備

まずは必要なモノの準備から。

  • ブロードバンド回線&ブロードバンドルーター
  • サーバにするPC

詳しくは こちらを参照。


OSのインストール

多分こんな画面でインストール進めてますよね?

買ったディスクか、ダウンロード版で買ったならディスクに焼くか、USBメモリに焼いてインストールして終わり!

WindowsServerの場合、付属のIEを使うとセキュリティの警告がうるさいので、ここらでChrome等をインストールしておくと後々楽かも。


ドライバのインストール

自作PCの場合は各マザボのメーカーのサイトから、メーカー製PCの場合はそれぞれのメーカーのサイトからダウンロードしてインストール。最低限以下のものを入れておく。

  • チップセットドライバ
    なくても動作するけど、入れると安定するかも。INFとか書いてあったりするかも。
  • LANドライバ
    オンボードNICのドライバ入れないと通信できない。
  • グラフィックドライバ
    入れないと表示おかしかったり、解像度選べなかったり。
  • USBドライバ
    一応いれとこう。


ローカルIPアドレスの固定

設定例(環境に合わせて変えてね)

※前提知識はネットワーク用語集を見て下さい。

コントロールパネル→ネットワークと共有センターを開く。「イーサネットの状態」を開き、プロパティから「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」のプロパティを開く。
すると、ローカルIPを設定できるので、ルータに合わせて設定する。分からない場合は、イーサネットの状態まで戻って、詳細を押すと既にDHCPでIPが割り当てられていると思うので、それが

192.168.11.6

とかだったら

192.168.11.X (Xは1~254で好きな数字、かつ他のPCと重複しないもの)

にする。なお、1はだいたいルータが使っているだろうと思うので、実質2から。100以降だと多分安全。192.168.11.いくつじゃなくて192.168.0.7とかだったら同様に192.168.0.200とかにする。
サブネットマスクはだいたい

255.255.255.0

でいいはず。192.168.で始まる場合はこれ。

デフォルトゲートウェイと優先DNSサーバーはブロードバンドルータのIPを打ち込む。192.168.0.1とか192.168.1.1とか192.168.11.1とか。ご利用の機種に合わせて。
代替DNSサーバーは入れなくても良い。GooglePublicDNS入れておいてもいい。


ルータのポートマッピング

※前提知識はネットワーク用語集を見て下さい。

メーカーによって操作手順は違うので、何とも言えないけれど、ポートマッピングとかサーバー公開とか色々名称が違うかもしれない。とにかく80と443のポートを、さっき設定したローカルIPに流す設定にする。

DMZが設定出来る場合は、DMZにサーバーのローカルIPを入れてしまえばいちいちポートマッピングせずに済んで楽。


XAMPPのインストール

パパッとインストールして終わり!簡単!楽ちん!

個別にインストールするのは面倒なので、いろいろパックになったXAMPPをインストールする。色々含まれてるけど主な内包物は以下の通り。

  • Apache(Webサーバ)
  • MySQL(データベースサーバ)
  • PHP・Perl(動的コンテンツを実現)

ダウンロードは https://www.apachefriends.org/jp/index.html から。

ダウンロードしたらウィザードに従ってインストールすれば完了!

インストールが終わったら、サーバー上のブラウザに

localhost

と打ち込んでみよう。

Xampp localhost.png
↑こんな画面が出ればインストールは成功。


XAMPPの設定

XAMPPコントロールパネル

XAMPPの設定というか、まずWindowsファイアウォール設定しないといけない。受信の規則で、TCPの80番ポートと443番ポートを許可する設定にしておく。これで外部からアクセスできる。

XAMPPには便利なコントロールパネルが用意されているので、スタートメニューから起動する。もしかしたら、インストール直後に開いてるかもしれない。
すると、右みたいな画面が出てくると思うので、とりあえずApacheをStopボタンを押して停止させる。これでWindowsへサービス登録が可能となるので、左側の×ボタンを押してサービス登録しておく。Apacheに加えてMySQLもやっておくと良いかと。
終わったら、Startを押してApacheとMySQLを起動。


Webページの公開

XAMPPを

C:\xampp\

にインストールした場合、

C:\xampp\htdocs\

以下においてあるファイルがデフォでネット上に公開されることになる。インストール直後では、index.phpが/dashboard/へのリダイレクトをかけているので、localhostにアクセスするとlocalhost/dashboard/に飛ばされて先のページを見る事になる。

念のためhtdocsをバックアップした上で、htdocs内のファイルを一掃し、index.htmlを作成して何か書いてみよう。保存してlocalhostに再びアクセスすると、書いた内容を見れるはず。
なお、他のPCからはサーバーのローカルIPを打てば見られるはず。外部のネットワークからは、グローバルIPを打ち込めば見られるはず。手軽に外部からの状態を確認したい場合は、WI-Fiオフにしたスマホから確認して、どうぞ。


書きかけです

関連項目